まず、接骨院・整骨院とはどんなところかといいますと、
骨折、捻挫、肉離れなどいわゆる「ケガ」と呼ばれるものに対しての治療を行う場所になります。
外傷であり、なおかつ創傷、裂傷でないもの。簡単に言うと出血を伴わないケガですね。
なおかつ、急性期のもの・・ケガをして2週間以内のものに限られています。
そういったケガを診てくれる先生方がいるところが
接骨院・整骨院になります。
・買い物中に足を捻った
・朝起きたら首が回らない
・掃除中に腰を捻った
・寝違え・ぎっくり腰
などは接骨院での治療対象になります。
慢性的な肩こり、腰痛、身体の疲労
などは保険診療の対象外になります。
ただ、そういった慢性的な症状でも自由診療(自費での施術)にて施術することも可能です。
※自由診療とは…健康保険を使わず、自費で施術をすること。
当院でも自由診療は行っていますので、お気軽にご相談ください。
次に接骨院と整体の違いについてです。
まず根本的な違いとして
接骨院→・保険を使った治療ができる。・国家資格保有者
整体師→・保険診療はできない。・民間団体の資格保有者
が大きな違いになります。
意外と大きな違いがあるのがおわかりでしょうか?
まず国家資格を持っている、持っていないと云うのはかなりの差異があると思います。
私たち接骨院に従事している人間は『柔道整復師』と呼ばれる国家資格を取得するために
厚生労働省の認可のある大学ないしは専門学校を卒業し、治療に必要な知識、技術を取得したのち、国家試験に合格し晴れて『柔道整復師』として世に出ていきます。
そして、『整体師』『カイロプラクター』と呼ばれる先生方は端的に言えば民間の企業や団体の認可のみその団体の行うセミナー、勉強会を卒業することで施術に携わると言うことになります。
一概にどちらがいい悪いはなかなか比べられないとおもいます。もちろんどちらにも大きな長所があり、短所があります。
そこで柔整師と整体師の長所と短所を羅列していきますね。
『柔道整復師』
長所
・国家資格保有者の為、治療に必要な知識が豊富である
・受領委任制度にて保険を使った治療ができる為、患者様の金銭的負担が少ない
短所
・保険診療の場合、多くの制限がある為、治療の自由度が低い
『整体師』
長所
・技術職の側面も持つ為、施術者次第で技術進歩が早い。新しいものを取り入れていきやすい。
・施術における制限がない為、施術の自由度が高い
短所
・民間団体の資格の為、施術者の技量の差が大きくなりやすい
・施術に必要な最低限の知識のない施術者が排出されやすい
上記のような長所短所があげられます。これについては私自身の独断と偏見ですので悪しからず。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ただ、一つだけ気を付けて欲しいのは、〇〇クイックマッサージなどよくある激安のマッサージ屋さんは、ほとんど研修や
勉強さえせずにお客様にサービスを提供していることが多いのも現状です。
雇用後翌日のみ簡単な研修をし、その翌日から施術者としてサービス提供をする。
なんてことがまかり通ってしまう時代なのです。
それにより、施術中の事故が、過去5年間で
約1100件報告されています。約1兆円産業といわれるマッサージ業界で、各種機関に相談があった件数ですから、相談できず泣き寝入りせざる負えない利用者様も相当多数おられるとおもいます。
日々技術を研鑽し、良いパフォーマンスを提供してくださる素晴らしい先生方が無知で無茶な一部の人間のせいで大きなしわ寄せがいっている現状も把握しておいて欲しくおもいます。
ですから、もしマッサージ店に行かれる際はしっかりと下調べをすることを強く強くお勧めします。
なかなか文面では伝えきれないところも多くありますが、大まかにでも伝わっていれば幸いです。
最後に簡単に簡単に言えば
身体の痛みの原因が急性なもので、痛みの強いもの=接骨院
慢性的な肩こり、腰痛など=整体もしくは接骨院での自由診療
接骨院=ケガ、身体の『治療』
整体 =リラックスや慰安の提供
という認識で大丈夫だとおもいます。
以上で終わります。長々とお目汚し失礼しました。
いわた接骨院
院長 岩田 勝能
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